2024年4月19日金曜日

日本とは違い海外の俳優はフリーが基本

 Comment ça va? tout le monde.


皆さんは芸術やその他で創作活動をしていますか?


残念ながら日本でアマチュア活動をしている人はプロより素晴らしい作品を作っていても自信が無い人も多いように見えます。(凄く繊細な絵を描いているのに企業に所属していないからイラストレーターを名乗りづらい とか)


ところが、海外 特にアメリカだと映画の歴史が深いだけあって、日本よりもキャストに支払うインセンティブだとか、日本の様に一部の事務所が市場独占をする訳でもなく、多くの役者が役者として活きられる様な体制が整っていて、遥かに先を行っています。

例えば、日本だと事務所にしか入らない仕事が多く、一般公募オーディションがあっても出来レースであったりとどこかに所属している中での矮小な競争社会になっており非常に残念な事になっておりますが、

海外だと真逆で、アメリカなら人口も日本の3倍多いのでその分、多種多様なジャンルのコンテンツクリエイターと成果物と役者がいます。

ヨーロッパであれば芸術運動が盛んに行われ、今でも国が芸術家志望に対する助成金を支払うなど、日本ではあり得ない公的支援もあったり、

ギリシャや近郊の国では西洋劇の発祥地(此方でいうところの、能や歌舞伎)ですからより造詣深い芸術で溢れています。

(アメリカでも事務所やフィルム会社はありますが、日本の芸能事務所とは大きくニュアンスが異なるという事です)


故に、海外では日本で言う所のよりライトな就職活動をする様な感覚で俳優・声優を目指す事ができるんですね

また、個人・私人問わず海外からはVtuberの事をvoice actor(声優) と言われています。


今回は、以上のグローバルな観点から

この記事を読んでもらった皆さんには今の自分が、全くお金を稼ぐ気のないアマチュアだったとしても、

どこかに所属しているプロなのに全く仕事がないという人も、

売れはしたものの自分の低い技術に納得できない人も、


広い視野を以て日本とは違う文化圏の方法論を学び、

多様なアーティストの形がある という事を理解して悩むことなく心を軽くして貰いたいんです。






大まかな風潮を言うと、

素晴らしい技能を持っていてもアマチュアだと、肩書がないと絶対認めない人も居ますし、

でも仮にプロでどこかに所属していても殆ど仕事が入ってこない なんて事もザラです。


日本でも若干、先述のグローバルな流れが来ていて、

無所属のフリークリエイターがプロの音楽ヒットチャートを抜いて1位にランクインする なんてことも数年前からありますし、

個人で作ったボカロ曲がカラオケに採用された という話も多くなっています。



これからは芸術も力差社会になっていきますので、フリーで活動する方が先見の明があると言えるんではないでしょうか。

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